麻酔・疼痛治療医学分野 専門医・指導医研修

麻酔科の魅力は、新生児から老人にいたるまで、単に手術室での麻酔のみならず急性期患者を広く診ることにあります。

我々も手術の麻酔はもちろんペインクリニック、緩和医療、救急・集中治療の各分野の業務を担当しています。

麻酔科では入局後5年目以降に全員が日本麻酔科学会専門医・10年目以降に指導医の資格を取得できるように研修プログラムを設定してきました。

現在は徳島大学麻酔科専門研修プログラムを作成して2019 年に大きく変革される専門医制度にも十分に対応しています。

専門研修連携施設も多数あり、専門研修指導医の人数も十分足りているので, 安心して研修を受けることができます。

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手術室の麻酔

本院は徳島県の中核病院であるため、徳島県はもとより香川、高知、愛媛県東部、淡路島から患者が集まります。
大学病院の特性を活かした最先端の手術が行われており、我々はそれに対応した麻酔管理を行っています。
全身麻酔は、従来の吸入麻酔薬主体の麻酔をはじめとして、近年普及した静脈麻酔薬を主体とした麻酔も行っています。
脊髄くも膜下外併用麻酔、硬膜外麻酔も積極的に行っています。
術後疼痛に関しては、鎮痛薬を硬膜外あるいは静脈内に持続注入し、単に痛みをとることだけでなく、疼痛による有害な反応を抑制することにより術後経過が良好となるよう努力しています。
2007年には新しい麻薬レミフェンタニルが発売され、発売後はいち早く同薬を使った麻酔方法に対応しました。また、作用時間の短い筋弛緩薬ロクロニウムやその強力な拮抗薬も相次いで発売され、迅速でより安全な麻酔が可能となりました。

2004年に新手術室に移転後は、当時最新であった麻酔器、モニター、電子カルテシステムを順次更新しながら業務を行っています。
当時手術室は全10室(12ベッド)でしたが、2007年秋には手術室が2室増室されました。その他、アンギオ室2室、分娩部1室で全身麻酔が可能です。
以下麻酔科管理手術は2004年当時同時7列運営で行っていましたが、2014年4月より9列運営となり、さらに2015年には新外来棟が開院され、外来棟にも手術室が2室増室され2016年2月より10列運営となり、ますます麻酔科医の役割は大きくなっています。

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麻酔科外来

現在、麻酔科外来では「ペインクリニック」と「麻酔術前評価」の2つの業務を行っています。
「ペインクリニック」では疼痛を有する疾患すべてを対象に、神経ブロックや薬物療法、理学療法、カウンセリングなど様々な手法を用いて、疼痛の緩和を図っています。
特に神経ブロックは麻酔科特有の鎮痛手段であり、透視下神経ブロックや高周波熱凝固療法、手術療法など大学病院ならではの特殊な治療も行っております。
また「麻酔術前評価」では電子カルテを活用した新しいシステムを用いて、前日入院や当日入院患者、合併症を有する患者の術前診察を行っています。
なおこのシステムは今後当院でも増えるであろう日帰り手術にも対応しており、こういった新しい手術形態に対してもさらなる安全性確保に貢献するものと思われます。

救急・集中治療

現在、救急・集中治療医学講座のスタッフとして当医局出身の麻酔科医が活躍しています。
麻酔科から集学治療病棟において研修することは、急性期患者を診る能力を養うという観点で非常に重要と考えます。
また、関連病院においては集学治療業務を麻酔管理とともに一括管理する病院もあります。

スタッフ紹介

教育体制

一般的な教育体制を以下に示しますが、本人の希望があれば相談に応じます。
また、結婚や出産など家庭の事情でフルタイムの仕事が困難な場合でも仕事が続けられるようなプログラムも用意しています。

入局後年数 身分 研修内容 その他
1 大学医員 臨床研修  
2-5 大学院
関連病院
大学スタッフ
  麻酔標榜医
日本麻酔科学会認定医
5-10 大学院
関連病院
大学スタッフ
留学
  日本麻酔科学会専門医
学位取得
10- 関連病院
大学スタッフ
  日本麻酔科学会指導医
日本ペインクリニック学会専門医
日本集中治療医学会専門医
日本救急医学会専門医
日本心臓血管麻酔学会専門医

関連病院

当医局から常勤の医師を派遣している関連病院は徳島県内をはじめ、香川県、高知県、静岡県にもあり、約40名の医師を派遣しています。

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