麻酔・疼痛治療医学分野 医学部生教育
医学科クリニカル・クラークシップにおける麻酔科実習オリエンテーションガイドです。実習内容や時間は週によって流動的に変更になることがあるため、実際の実習は初日当日のオリエンテーションに従ってください。
Ⅱ. 実習担当責任者
徳島大学大学院医歯薬学研究部 麻酔・疼痛治療医学分野
田中 克哉 教授・徳島大学病院手術部・川西 良典 助教(教育主任)
Ⅲ. 運営指導体制
教授 1名、准教授 2名、特任教授 1名、講師 1名、特任講師 1名、助教 6名、特任助教 3名(手術部、地域医療人材育成講座を含む)
現在、15名以上の日本麻酔科学会指導医・専門医が在籍しています。
毎日、各学生に実習担当教官を選任し日々の手術室の麻酔を指導します。
また、担当教官が実習・外来・講義・試問を担当し学生を指導します。
Ⅵ. 実習ユニット
麻酔管理
一般目標 (GIO):
麻酔管理について理解し、基本的診療に必要な手技や知識を習得する。
行動目標(SBOs):
- 吸入麻酔薬
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- 吸入麻酔薬の種類、特徴、副作用について説明できる。
- 血液/ガス分配係数について説明できる。
- 最小肺胞内濃度(MAC)について説明できる。
- 静脈麻酔薬
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- 静脈麻酔薬の種類、副作用について説明できる。
- バルビツレートの特徴について述べることができる。
- プロポフォールの特徴について述べることができる。
- オピオイド
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- オピオイドの種類、特徴、副作用について説明できる。
- オピオイドの循環系、呼吸系への影響について説明できる。
- 筋弛緩薬
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- 筋弛緩薬の種類、特徴、副作用について説明できる。
- 拮抗薬の作用機序および使用方法について述べることができる。
- 局所麻酔薬
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- 局所麻酔薬の種類、特徴、副作用について説明できる。
- 局所麻酔中毒の診断、治療について述べることができる。
- 輸液と輸血
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- 晶質液の選択と投与量について説明できる。
- 人工膠質液の適応や合併症、投与量について説明できる。
- 自己血輸血の方法について列挙できる。
- 輸血合併症を列挙できる。
- 術前評価
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- 術前検査の評価ができ、その意義について説明できる。
- 病歴、診断に関する身体所見をとれる。
- 気道に関する身体所見を取れる。
- 麻酔器
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- 医療配管の塗色とボンベの塗色の違いを説明できる。
- 人工呼吸条件を適切に設定できる。
- 従量換気、従圧換気の特徴について説明できる。
- モニタリング
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- 心電図波形のもつ意味について説明できる。
- パルスオキシメータの原理について説明できる。
- 酸素解離曲線の概略を図示できる。
- カプノグラムの正常な形を図示し、その波形の成因について説明できる。
- 異常なカプノグラムの波形を図示し、その原因について説明できる。
- 麻酔深度のモニタリング
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- MACの概念について説明し、主な麻酔薬のMACを述べることができる。
- BIS測定の意義と応用について述べることができる。
- 気道管理
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- 換気困難・挿管困難を評価できる。
- 気道が正常な患者でマスク換気ができる。
- ラリンジアルマスクについて説明できる。
- 気管挿管について説明できる。
- 適切な気管チューブの種類やサイズを選択できる。
- 適切な喉頭鏡や喉頭鏡ブレードを選択できる。
- 抜管の基準と手順を説明できる。
- 血管確保・血液採取
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- 末梢静脈路を確保することができる。
- 動脈血を採血することができる。
- 脊髄くも膜下麻酔と硬膜外麻酔
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- 脊髄くも膜下麻酔の適応と禁忌について述べることができる。
- 硬膜外麻酔の適応と禁忌について述べることができる。
- 脊髄、くも膜下腔、硬膜、硬膜外腔の解剖について概説できる。
- 心血管系および呼吸器系に対する影響について説明できる。
- 合併症、予防法、治療について説明できる。
- 脊髄くも膜下麻酔と硬膜外麻酔の長所および短所を説明できる。
ペインクリニック外来
一般目標 (GIO):
ペインクリニック外来における疾患とその対応について学ぶ。